読売ジャイアンツ・小林誠司捕手の持ち味を考察してみた

 

 

「後継者」になるな

 

 

グッドイブニーング。まーしーです。

彼は阿部選手の幻影なんか追わなくていいんです。

 

「後釜」にはなっても「後継者」になる必要はない

入団時は各メディアが「阿部の後継者になれるか!?」といった風潮でまくし立てましたけど、後継者になる必要はまったくありません。そもそも阿部選手の”後継者”を目指そうと思ったら、打撃面で3割20本塁打くらいの成績を狙っていかなければいけませんから、ハードルが高すぎます。

そんなことが出来る打者は滅多にいません。阿部選手のバッティングがあまりにも優れていたので、昨今の”巨人の正捕手に求める打撃成績”の基準がおかしくなっていました。

しかし、見方によっては、小林選手運がいいです。

 

世間は小林選手の打撃にそれほど期待していません

年齢と過労で阿部選手の打撃成績が年々落ちてきています。それに連動するように巨人ファンも少しずつ現実が見えてきたようで、今まで”巨人の捕手”に期待していた打撃成績の基準が優しくなってきています。

今までは「小林は打てなさすぎる!」という風潮でしたが、最近は「阿部が打ちすぎだったんだな・・・」という風潮が強くなってきています。まぁ、そういう風潮が強くなってきたとはいえ、打率が規定到達打者最下位なのはどうかと思いますが。

 

小林選手のような捕手は野球玄人に好かれます

小林選手の持ち味と言えば、やっぱり強肩です。二塁送球が約1.9秒。パ・リーグの中でも随一の強肩と言われている楽天・嶋捕手が2.6秒ですから、かなり早いです。

捕手の送球が早いと走者は積極的な走塁が行なえませんから、小林選手は、こうしたメンタル効果だけでも失点を減らしていると思われます。新人時代はキャッチングやら配球やらで厳しい指導を受けていましたが、技術や野球脳も少しずつレベルアップしていますし、守備的な部分はかなり信頼できる捕手と言えるでしょう。

また、小林選手は”捕球から送球までの動作”が早いのも特徴的です。

一般的に送球スピードを上げるためには、肩を強くするよりも、捕球→送球までの動作を早くした方が効果的だと言われているので、野球玄人は強肩と呼ばれる捕手がいた場合、肩の強さはもちろんのこと、一連の送球動作の速さも注意深く見ています。小林選手は「強肩」と「動作の速さ」といった守備的な2大要素を兼ね備えているので、玄人ウケはかなり良いでしょう。

打撃面で阿部選手の後継者を目指すよりも、こうした守備的な特徴を存分に活かしてプレーすれば、自分のスタイルを認めてくれるファンも少しずつ増えていきます。頑張れ小林。

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