ニイハオ。まーしーです。
強肩への近道はありません。地道に頑張りましょう。
◯ライナー性のボールで遠投をする
強肩になるためには、肩周りの筋肉の発達がまず必要不可欠です。次に必要なのが、正確な体重移動を行うための身のこなしです。
ライナー性のボールは弾道が低いので、相手に届かせるためには嫌でも力を込めようとしますから、肩周りの筋肉が鍛えられます。さらに、こうした意識から、投げる瞬間に踏み込む側の足に全体重が乗るはずなので、強いボールを遠投するための体重移動を嫌でも行う形になり、正確な体重移動を無意識的に身に付けることができます。
また、ライナー性のボールを投げ続けることで、ライナー性の力強いボールを脳でイメージするようになりますから、肩周りの筋肉の発達を意識的に求めるようになりますし、一球一球の体重移動にも気を使うようになります。こうしたポジティブな連鎖は、他のプレーにもプラスの効果をもたらします。
対して、山なりのボールを投げていると、確かにライナー性のボールよりも遠くへ投げることは可能ですが、その”手軽さ”に慣れてしまい、筋肉や体重移動といった、本質的な部分に眼が行かなくなってしまいがちです。”山なりボール”に逃げていては、強肩にはなれません。
◯上半身の筋トレ
ライナー性のボールで遠投をすれば、肩周りの筋肉が鍛えられるのは間違いありませんが、”ボールを投げる”という動作は肩の筋肉だけではできません。力強いボールを投げたいのであれば、二の腕や手首、腹筋も鍛える必要があります。
そこで、上半身の筋トレです。
そもそも遠投にはキャッチボールに付き合ってくれる相方が必要ですが、なかなかそのような相方が都合よくいるとは限りません。筋トレでも肩周りの強化はできますから、遠投できない分は筋トレで補いましょう。
とりあえず以下のメニューをやっておけば、遠投に必要な部位は鍛えられると思います。
・懸垂(順手・逆手)
・ダンベルカール
・ベンチプレスor腕立て
◯継続力を身に付ける
まぁ、最後は精神論ですよ。ライナー性のボールで遠投するのも、筋トレを続けるのも、継続力が無いとまず無理です。
ライナー性の遠投はどうしても弾道が低くなってしまうので、相手に届き辛いですから、弱肩のうちはついつい山なりボールを投げてしまいがちですが、そこをグッと堪えてライナー性で投げ続けなければいけません。その精神力が強肩を作るのです。
筋トレも言わば”苦行”ですから、継続力が無ければ続きません。しかし、筋トレはランニングと一緒で、”ランナーズ・ハイ”的なものがありますから、ある一定の苦しい期間を超えると楽しめるようになります。
確かな目的意識と強固な精神力があれば、誰でも強肩になることができますし、その過程で得られるものは驚くほど多いです。野球人の方はぜひ挑戦してみてください。
アイキャッチ出典:https://full-count.jp/2015/03/14/post8630/