素振りは筋トレと同じ要領でやりましょう

 

 

 

短時間集中

 

 

 

ボンジュール。マーシーです。

素振りは筋トレと同じ要領でやりましょう。

 

 

■ざっくり言うと・・・

① 野球界には”昭和世代の押し付け”が跋扈している

② 根拠の無い回数主義とは?

③ 「根拠の無い回数主義」は半分正解です

④ 正しい素振りとは?

 

 

 

野球界には”昭和世代の押し付け”が跋扈している

日本のスポーツの中ではダントツで歴史が長い野球ですが、昭和の時代に形成された考え方や方法論が未だに根強く残っているのが現状で、現代の野球少年(少女)達にそうした”昭和の常識”を押し付ける指導者は少なくありません。

 

 

今回のテーマである「素振り」に関しても、昭和世代の考え方による押し付けが特に学生野球で横行しています。その代表的なものが「根拠の無い回数主義」でしょう。

 

 

根拠の無い回数主義とは?

ただただ回数をこなす素振りです。「1日1000スイング」といったむちゃくちゃなノルマを課してひたすら振り続ける選手が学生野球には多数おり、彼らは「回数こそが正義」「回数をこなせば根性が身に付く」といった根拠の無い理念を押し付けられ、盲信しています。

 

 

後述しますが、回数をこなすこと自体は問題ありません。しかし、回数をこなすことで受けるメリットには、前提条件としてある程度の”計算”と”根拠となる考え”が必要で、何も考えずにひたすら数をこなす素振りは非効率的どころか最悪の場合フォームを崩して長いトンネルに入り込んでしまう恐れがあります。

 

 

「根拠の無い回数主義」は半分正解です

バットを振る行為自体は非常に重要なことです。バットを振れば腕と肩の背中が筋肉痛になるので、素振りでもある程度の回数をこなせば「バットを振るために必要な筋肉」は身に付きます。この点では昭和世代の考え方も一理あると思われます。が、ただ振る回数を求める行為には2つデメリットがあります。

1つ目はフォームの崩れです。回数をこなしつつ長時間素振りを行うと、身体の疲労が蓄積してフォームが少しずつ変化していきます。僅かな変化ですが、そこに気づかずさらに素振りを続けてしまうと、脳と身体が「変化したフォーム」を記憶してしまい、本来のフォームで振ることが出来なくなってしまいます。

2つ目はフルスイングが出来なくなることです。回数をこなすためには力をセーブして振る必要がありますし、疲労が溜まってくるとどうしても「強く振る」ことがで出来なくなりますから、そうした状態でスイングを続けるとこれも脳と身体が「力をセーブしたスイング」を記憶してしまい、試合本番でフルスイングが出来ない身体になってしまいます。確かに素振りを行うことでスイングに必要な筋肉は身に付きますが、フルスイングできない状況ではせっかく身に付いた筋肉も宝の持ち腐れです。

 

 

正しい素振りとは?

コースを想定してフルスイングを行うのが最も効果的です。そうすることでコース別のフォームとフルスイングの意識を脳と身体が記憶してくれて、試合本番でも無意識的にここで身に付けたスイングを行うことができます。

 

 

また、回数は制限せず、15分〜20分の「時間区切り」で集中して行うのが良いでしょう。それぐらいの時間であれば継続して集中することができますし、身体の疲労によるフォームの崩れも起きません。フルスイングを行うことでスイングに必要な筋肉を鍛えることもできます。

要は、筋トレと同じ感覚で素振りも行うとより効率的かつ効果的ということです。筋トレはダラダラと長時間やるよりも、15分〜20分で1〜2種目を集中的にこなす方が効果的です。素振りも同じで、短時間に集中的に行うことで最大限の効果を発揮します。

素振りをしてもなかなか結果が出ず悩んでいる選手の方は、素振りを筋トレと捉えて練習方法を見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

古いものを投げ捨てろ!【サタデー便】