上原浩治
マジヤバイ
グ アフトン。マーシーです。
トリプル3は騒がれて、トリプル100は騒がれない。こんなことは許されません。
■ざっくり言うと・・・
上原浩治投手がトリプル100を達成しました
2018年7月、読売ジャイアンツ・上原浩治投手の達成した「トリプル100」をご存知でしょうか。
上原投手のトリプル100達成のニュースを見たんだけど、控えめに言って頭おかしい。ヤバイ。
— マーシー (@shaly7831) 2018年8月26日
「トリプル100」とは、「通算100勝、通算100セーブ、通算100ホールド」を同時に達成する大偉業で、先発のポジションで少なくとも9〜10年ほど、中継ぎ・抑えのポジションでそれぞれ少なくとも4〜5年はこなさないと達成できない記録です。難易度で言えば200勝と同等か、登板ペースの過酷さで言えばそれ以上でしょう。
すごいのに、あまり騒がれていない?
まず、第一線で10年以上戦力として活躍する投手でないと、トリプル100は達成出来ません。さらには先発〜抑えまでのポジションを満遍なく任せてもらえるチーム事情も必要で、ここに関しては本人の努力ではどうにもならない運要素であり、もう巡り合わせとしか言いようがありません。
なのに、これだけ難しい記録であるにも関わらず、上原投手のトリプル100はほとんど騒がれていないんです。
打者のトリプル3は、2015年に流行語大賞にもなっていましたし、当時トリプル3を達成したヤクルト・山田哲人選手やソフトバンク・柳田悠岐選手に関するメディアのコンテンツは大量に出ていました。しかし、トリプル100に関するメディアのコンテンツは相対的に少ないのが現状です。
ちなみに、打者のトリプル3は過去に何人かいるようですが、投手のトリプル100はNPB初で、MLBでも達成者は過去に1人だけです。
大偉業には正当な評価を!
トリプル100は、NPB初の大偉業です。もうこれだけで名球会入りと沢村賞を確約しても良いレベルです。
特に、中継ぎと抑えをこなして100ホールドと100セーブを同時に達成した功績は、その他の偉業と比べても格が違うでしょう。今でこそNPBにも投手分業制が当たり前のように存在して、数多くの中継ぎ/抑え投手が活躍していますが、その投手たちの大半がケガによる戦線離脱を余儀なくされています。
そんな状況の中、コツコツとセーブ数とホールド数を積み重ねての大偉業。しかも、上原投手が中継ぎと抑えを始めたのは30代になってからです。
記録達成までの経緯も踏まえると、上原投手のトリプル100はレジェンド級の大偉業です。これだけの大偉業には正当な評価が必要ですし、風化させてもいけません。この記事を読んだアナタ、巨人・上原投手をテレビで見かけたら、最大限の賛辞を送ってください。