自分の中の
常識を疑え
ボンジュール。マーシーです。
環境を変えるのは大切ですが、環境の変化に適応出来なければ意味がありません。
日本企業が海外で失敗する理由
「日本のやり方に固執しすぎたから」というのは間違いなくあるでしょう。
当たり前ですが、海外は人も環境も日本とはまったく違います。そんな場所で「日本のやり方」に拘るのは、危険なギャンブルです。仮に上手くハマったとしても、100%完璧に通用することは無いでしょう。通用したとしても一部です。
この点に関しては、ホンダから学べることが多いです。
ホンダは日本から世界中の工場をコントロールするのではなく、現地法人に舵取りを任せる傾向が強い。
現地で開発・設計し、現地で設備調達し、現地で人を採用し、現地でサプライチェーンを構築する。
日本のやり方を無理に持ち込むようなことはしない。— マーシー (@shaly7831) June 13, 2021
日本の野球選手がメジャーで苦戦する理由
これも、「日本のやり方に固執しすぎたから」というのがあると思います。
メジャーでは人も環境も違うのですが、特筆すべきは体格差です。
NPBの平均身長と体重→180.8cm 85.37kg
MLBの平均身長と体重→187.81cm 95.47kgこれだけ体格差があるんです
— マーシー (@shaly7831) June 10, 2021
身長も体重も圧倒的にメジャーが上なので、日本でやっていたプレースタイルをそのままメジャーでやっても、通用しません。
実際、イチローを始め、松井秀喜、黒田博樹、田中将大といった選手は、日本のスタイルを捨ててメジャーで戦いました。
イチロー→振り子打法をやめて、すり足打法に
松井→引っ張る系のスタイルを捨てて流し打ちを習得、広角に打てる打者に
黒田→速球派から技巧派に
田中将大→速球とスプリット主体から、魔球・フロントドアを習得して投球の幅を広げる
彼らの活躍は、皆さん御存知の通りです。特にイチローは、メジャー殿堂入りが確実視されています(2021年6月現在)。
ただし、野球に限って言えば、例外が2人いる
ダルビッシュ有と大谷翔平です。
この2人は、日本時代のスタイルをメジャーでも貫いて成功しています。ただし、日本時代とは比べ物にならないほど高いレベルになっているので、日本時代と「同じ」では無いです。
日本時代のスタイルを、より高いレベルでメジャーでも貫いているのがダルビッシュ有と大谷翔平です
ダルビッシュ有→超絶技巧派スタイル
大谷翔平→二刀流— マーシー (@shaly7831) June 21, 2021
まぁ、この2人は別格ですね。
海外で成功するためには
日本で行っていたやり方すべてを疑い、常に改善を意識して活動することです。泥臭くて地道ですが、これが一番確実性のある方法です。
一度は日本で成功しているやり方だと、どうしてもそれに固執しがちですが、時には大胆に変えるくらいの思い切りの良さが無いと、まったく違う環境では生き残っていけません。
ちなみに、これは転職でも同じことが言えます。
転職先で、以前勤めていた会社のやり方をそのまま踏襲してしまうと、まず間違いなく人間関係で失敗し、仕事そのものの成果を上げにくくなります。これは、過去2回転職している僕の経験談なので間違いありません。
もしも環境を変える場面がある場合は、以前までのやり方すべてを疑うようにして下さい。