初球を狙え
グーテン モルゲン。マーシーです。
結論、初球はフルスイングが正解です。
初球の空振りは恥ずかしい
空振りって、かっこ悪く見えるじゃないですか。特に、初球はストレートの割合が多いので、初球を空振りすると、「一球で仕留められた感」がより顕著に出てしまって、とても悔しくて恥ずかしい思いをします。
実際は、投手とガチンコ勝負した結果なんで、何もかっこ悪いことなんて無いんですけど、初球を空振りすると、心に少しだけ恥ずかしい気持ちが生まれて、その感情が次のスイングを躊躇させるんですよね。それで、中途半端なスイングになって、凡退します。もうね、恥ずかしさの上乗せです。
しかし、バットを振らなきゃヒットも打てないので、実際に初球を空振りする確率がどんなもんなのか数値化して、自分を安心させようと思います。
※大前提として、僕は中の下レベルの草野球でプレーしているので、投手の球速はMAX110km/hくらいで、変化球は、試合で使えるレベルのものが1個、ストライクゾーン内のコントロールはほぼ無いものとします。
実際に空振りするケースを洗い出してみる
★変化球は空振りしやすい
言うまでもなく、真っ直ぐ(ストレート)は打ちやすい一方で、変化球は空振りしやすいです。そして、草野球の投手はストレートの比率が高くなりがちです。理由は、変化球の精度が低いからです。
中には、変化球が投げられない投手も平気で登板してきます。あくまで僕の経験則ですが、草野球におけるストレートと変化球の比率は、7:3くらいです。よって、ここで空振りする確率は30%。
★ボールゾーンは空振りしやすい
打者的には、ストライク=打ちやすい、ボール球=打ちにくいとなります。ストライクゾーンに入ったボールは、適当にバットを振っても当たりますが、ボール球は空振りする確率が高いです。
草野球の投手はコントロールが悪いので、ボール球を活かした配球が出来ません。そのため、ほとんどの投手がストライクゾーンの中央付近を狙ってきます。こちらも経験則ですが、ボールとストライクの比率はだいたい4:6といったところでしょうか。よって、ここで空振りする確率は40%です。
★ストライクゾーンの中でも空振りしやすいコース
経験上、高めのコースとインコースは空振りしやすいです。
ストライクゾーンを9分割すると、実に5つのコースが空振りしやすいことになります。よって、ストライクゾーンで空振りする確率は55%です。
空振りする確率を計算してみよう
上記に出てきた数字を元に、空振りする確率を計算します。
0.3*0.4*0.55=0.066≒7%
7%です。初球は、たった7%の確率でしか、空振りしないのです。
ということは、初球は93%の確率でバットに当てることが可能ということです。
これだけバットに当たる確率が高いのであれば、初球はガンガンフルスイングした方が圧倒的に得です。仮に初球で長打が出れば、相手投手を一気に崩すことが出来ますし、なにより打った本人が最高に気持ちいいです。
そもそもバットに当たる確率が9割以上なんですから、そのチャンスに長打を狙わなきゃ勿体ないですよね。
草野球をやっている方、これからやる予定の方、初球を狙ってガンガン振っていきましょう。