【野球】試合中にガムを食べる行為は悪いことなのだろうか

 

 

 

ガムは悪なのか?

 

 

 

フーテ ミッターフ。マーシーです。

試合中にガムを食べる行為を良く思わない人もいると思いますが、選手にとってはメリットもあるんです。

 

 

■ざっくり言うと・・・

① 試合中にガムを食べる行為を良く思わない人達

② ガムを食べるメリット

③ 決め付けは良くありません

 

 

 

試合中にガムを食べる行為を良く思わない人達

日本には試合中にガムを食べる行為を心良く思わない人が一定数います。

そのように思う人が一定数いる理由には、昭和時代から続く日本の学校教育と部活動の文化によって植え付けられた軍隊的な考えがあるからで、そうした考えが日本の野球界に根強く残っているのが現状です。

 

 

昭和〜平成初期の時代は「部活動の練習中に水を飲んではいけない」というようなめちゃくちゃなルールをコーチに押し付けられて洗脳された学生が多数おり、彼らの歪んだ”常識”がやがて「練習中や試合中に口にものを入れてはいけない」といった過度なルールに進化した結果、「試合中にガムを食べるなんてけしからん」といった風潮を作り上げたものと思われます。

しかし、試合中にガムを食べる行為にはいくつものメリットがあるので、上記のような風潮を鵜呑みにしてしまうのは少々勿体無いです。

 

 

ガムを食べるメリット

では、試合中にガムを食べるとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここではメリットを4つピックアップして紹介したいと思います。

 

○美味しい

美味しいものを食べると気分が高揚し、メンタルをポジティブな方向に持っていけます。スポーツにおいて「メンタル」は試合結果を左右するほど大きな影響力があり、ポジティブな気持ちはワンプレーの質を高めてくれます。

 

プレッシャーに対抗できる

イチローがプレッシャーについて、テレビ取材でこう語っています。

プレッシャーは掛かる。どうやったって掛かる。

逃げられない。

プレッシャーを消すことはできないので、上手く対抗していくしかありません。そこで、ガムの出番というわけです。一定のリズムでガムを噛み続けることで、気を紛らわし、平常心を保つことができます。

 

○スイング時に歯を守ってくれる

フルスイング時は歯を思いっきり食いしばるので、歯や歯茎に強烈な圧力が加わります。ガムにはその衝撃を緩和する効果が期待できます。

 

○集中力が増し、エネルギー補給にもなる

ガムから摂取できる糖分は集中力を上げてくれる効果があります。また、糖質は身体の主要なエネルギー源となるので、こまめに補給することで疲労を抑制することができます。

 

 

決め付けは良くありません

これだけのメリットがあるので、安易に「ガムを食べる行為=悪」と決め付けるのは早計すぎると思います。特に野球界には昭和時代から続く伝統的な考え方が浸透しており、その考え方こそ正義と信じている人が多数いますから、「真剣にプレーしているのにお菓子を食べるなんて何事だ!」といった意見がどうしてもマジョリティになります。

 

 

しかし、そうした風潮に流されて先入観で決め付けることはせず、中立的な立場で物事を見ることは非常に重要です。

 

 

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