選考方法の違い
ナマステー。マーシーです。
”期間”の長さを考えれば、当たり前ですよね。
期間工とは
自動車業界などで、期間を定めて直接雇用されている工場勤務の社員のことです。
職務内容は、基本的に工場内の生産ラインなどでひたすら流れ作業を行います。大手だと寮完備で高給だったりするので、仕事の難易度に比べて非常にコスパが良いのが特徴です。まぁ、期間が満了したら問答無用で会社を去らなければなりませんが。
期間工は働いている人も様々で、大学を中退した若者がとりあえずの繋ぎで働いていたり、バンドマン崩れが働いていたり、キャバ嬢が昼職で期間工をやっていたり、地方で農業をやっている人が収穫後の暇な時期に出稼ぎ目的で期間工になるケースもありますし、バックパッカーが旅の資金を稼ぐために働いていたりもします。
期間工の正社員登用
期間工を受け入れている会社は基本的に大手なので、景気が良い時期には積極的に期間工を正社員登用しています。だいたい半年〜1年間真面目に仕事をこなし、会社の行事にも積極的に参加していると、職場の上司から正社員登用の話が来るようです。
試験内容は会社によって異なりますが、概ね「職場上司の推薦→ペーパーテスト→面接」の流れで選考が進みます。
試験に合格すれば大手企業の正社員になれるので、正社員登用を狙って期間工になる人も毎年多数いるようです。
期間工の正社員登用が中途採用よりも優秀な理由
先にも書いたとおり、期間工は、半年〜1年間を掛けて人材をしっかり選考してから正社員登用試験を行います。中途採用で言うところの試用期間を面接よりも先に行っているようなものなので、人材の技術やコミュニケーション能力をしっかり見極めることが出来、会社に必要な人材を確実に採用することが出来るのです。
それに比べて中途採用は、先に書類選考と面接を先に行い、入社後に試用期間を設定しています。応募者の技術やコミュニケーション能力をしっかり見極める前に正社員にしてしまうので、「ハズレ人材」を回避することが難しくなるのです。
期間工→正社員採用前に試用期間
中途採用→正社員採用後に試用期間
こうした選考方法の違いがあるため、期間工の方が正社員採用後に活躍する可能性が高いわけです。
すべての中途採用は、期間工と同じ選考方法を取るべきだと思います。中途採用の「試用期間」が形骸化しています。
— マーシー (@shaly7831) 2018年12月30日