「やる気」なんてものは
無い
グッドアフタヌーン。マーシーです。
「やる気」というものは存在しないのです。幻なのです。
「やる気」って何?
何か物事を取り組む際によく耳にするのが「やる気」という言葉ですが、そもそも「やる気」って何でしょうか。いまいちよく分かりません。
「やる気さえあれば、何でも出来る」みたいな風潮がありますが、そんな魔法なのかドーピングなのかよく分からない得体の知れないものが、本当に人間に備わっているのでしょうか。
何でも「やる気次第」みたいな風潮とかあるけど、宗教じみててちょっと怖い。
よく考えると「やる気」っていう得体の知れないものに依存してる状態って、すごく不安定な気がする。— まーしー (@shaly7831) August 17, 2022
それで、「やる気」を定義しようと思って小一時間考えた結果、以下のような考えに至りました。
やる気=物事を遂行しようとする原動力
ですが、ここで「原動力の根拠は?」という疑問が出てきます。
「やる気って何だろう?」っていう問に対して、万人が納得出来る答えを出せる人って、いるんだろうか。
— まーしー (@shaly7831) August 14, 2022
「やる気」の原動力は?
「欲望」ということになるのでしょうか。しかし、やる気に関する研究で言えば、「人のやる気は報酬に必ずしも比例しない」という研究結果があります。
ダニエル・ピンク氏のTED
✔やる気は報酬に比例しない
✔報酬を約束すれば人のパフォーマンスが上がるわけではない
マネジメントをする上でヒントになるhttps://t.co/0LDhm5yBni— まーしー (@shaly7831) August 14, 2022
ダニエル氏によると、
「始めから答えの決まっている課題に対して報酬を設定した場合、人々のパフォーマンスは遺憾なく発揮された」
「しかし、少し頭を使って取り組まなければ答えを導きだせない課題に対して報酬を設定した場合、人々のパフォーマンスは下がった」
とのこと。
どうやら、「欲望を叶えるためにやる気を出す」という訳では無いようです。
結局、「やる気」を出すにはどうすればいいのか
まず初めに、「やる気なんてものは存在しない」と考えましょう。「やる気」という言葉に惑わされてしまうと、物事を取り組み始めるまでに時間が掛かります。これは大きな損失です。
「やる気」の存在を頭の中から消したら、とりあえず物事に取り組んで下さい。例えば、英語の勉強なら、問題を1問解こうとしてみたり、単語を1個覚えようとしてみて下さい。筋トレなら、腕立てを1回やってみて下さい。
さて、「見切り発車」してみて、いかがでしょうか。そのうち、その物事にどんどん没頭していくはずです。
少し飽きたら、その物事から離れましょう。食事のタイミングだと最高ですね。
小休止が終わったら、また「とりあえず取り組む」っていうのをやってみて下さい。
これを繰り返していると、勉強でも筋トレでも、気が付いたら結構進んでます。本当です。
何か進めたい物事があるのであれば、「とりあえず始めてみる」のが最良の手段です。「やる気」なんて幻に左右されず、機械的に、淡々とこなしましょう。
いかがでしたでしょうか。
「やる気」という言葉、若者から古い世代のおっさんまで幅広く使われていますが、その実体はとても不明瞭なものです。
こんなものに拘っていると、いずれ大きな機会損失になるので、無視して下さい。
「やる気」は幻だと思いましょう。