我慢は敵
拒否は有利
グーテン アーベント。マーシーです。
「拒否できる人」は、自分の人生を歩ける人です。
出来ないことは「出来ない」と言いましょう
僕たち人間には「出来ないこと」が無数にあり、長い人生の間、その「出来ないこと」を強いられそうになる場面が少なからず出てきます。
そういった場面に出くわした時、「出来ません」と言える人と言えない人がいるのですが、その違いによってどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
✔出来ないことを「出来ない」と言えない人
これはデメリットしかないのですが、その最たるものが「長期的なストレスの増大」です。それも、加算されるのではなく、指数関数的にストレスが増えていきます。
これの根本原因は自分の真意(出来ないからやりたくない)に対して、行動(出来ないけど言えないから仕方なくやる)が矛盾しているからで、本当は出来ないのでやりたくないのに、遠慮して受け入れてしまうと、その「出来ないこと」と長く付き合っていかなければならなくなり、長期的にストレッサーを抱えたまま生活することになります。
また、本来の自分のキャパ以上のことをやってしまうことで、自分の価値がミスプライスされてしまい、その状況が新たなストレスの原因を招きかねません。
✔出来ないことを「出来ない」と言える人
短期的にはストレスを感じますが、長期的には自分のキャパの範囲内であらゆる物事を処理できるので、心に余裕を持つことができます。さらに、余剰分のリソースで新たなチャレンジをすることで成功体験を得る確率が高まり、幸福度が増すでしょう。
また、こういう人は周りから「はっきり言える人」という評価を得ることができるのですが、その類の人は社会的地位の高い人種から好かれやすい傾向にあるので、人生が好転するチャンスを得やすくなります。
出来ないことを「出来ない」と言える能力は非常に価値の高い能力です。たいていの日本人は遠慮して言えない。
— マーシー (@shaly7831) June 16, 2019
しかし、すべて拒否するのは悪手です
何でもかんでも「出来ません」と言うのも問題があって、時にはキャパを超えた領域にチャレンジしなくては、人は成長できません。
あくまでも「拒否」とは、余剰分のリソースを作る目的で行い、余裕が出てきたら出来ないことにもチャレンジすべきです。ただし、先にも述べたように、「出来ないことをやる」というのはストレスを伴う行為なので、自分の中でボーダーラインは持って、「これならやれそう」というものだけチャレンジしてみましょう。
やりたくない事もやらなきゃいけない時はあるが、自分の中でボーダーラインは絶対に持ちましょう。遠慮して「嫌だけどやるしかない」みたいな状況が多い人は結果的にイエスマンになって損が多くなる。
— マーシー (@shaly7831) November 5, 2019
「拒否できる人」と「拒否できない人」
「拒否できる人」とは、自分の意思を尊重し、あらゆる物事を取捨選択しながら自分の人生を歩んでいける人です。
こうした生き方は、時にはリスクを伴いますし、短期的にはストレスを感じることもありますが、ここで発生するリスクやストレスは、最大限の利益を得るための対価であり、「拒否できる人」は、実際に利益を得ることの出来る人です。
「我慢すること」が美徳となっている日本において、「拒否できる」という能力の価値を十分に理解し、実行出来る人は希少です。リスクやストレスを恐れず、勇気を出して行動しましょう。そうすれば、新しい世界が開けるはずです。