仕事2日目です!
現地での僕のミッションの1つに、「インド人社員のトレーニング」というものがあります。
仕事に対するマインドから技術的な部分まで、とにかく現地社員のレベルアップのために、分野問わず何でもトレーニングしなければいけません。
まずはお互いのことを知るべし
というわけで、現地インド人社員の適当な男を選んでツーマンセルで1日一緒に仕事をしました。
僕らが行った仕事はPDIと呼ばれるもので、完成車の最終チェックを行う工程です。不具合等が見つかった場合はここで修正します。日本の工場で言うところの「試験」、「品質保証」「保全」といったところでしょうか。
一応、チェック項目はリスト化されているようで、現地社員はそのリストに従って完成車のチェックを行っていました。
素晴らしい人材だった
どうやら僕と組んだインド人はかなり優秀な方だったようで、チェック項目をテキパキこなしていました。また、新顔の僕にチェック時の注意点を教えてくれたり、全て一人でやるのではなく他の社員や僕にもトライさせてくれたりと、周りに対する配慮も忘れていません。
工具や電装系の扱いもなかなかのもので、わたくし経験者ながら感服してしまいました。
聞くところによると、彼は入社してまだ3ヶ月とのこと。アメージング。
現地日本人社員が「インド人の現場リーダーがいないんだよね」と言っていましたが、ここに素晴らしい人材がいるのにどこを見ているんでしょうね。
やはり安全意識がネックか
チェック項目に電装系チェックも当然のようにありました。電装系は僕の畑なので早速意気込んでチェックに入ろうとしたのですが、上のインド人社員、ここですげぇ行動に出ます。
車体の電源と遮断器(ブレーカー)がONの状態のまま電装系をいじりだしました。
すげぇヤバイことやってんなと、一瞬固まってから、すぐに止めましたけど、彼らはこの辺りの安全意識がほとんどないようです。
よく見たら彼の履いている靴、ランニングシューズですし。
組付け工程に入っている社員も手袋していませんしね。
僕は安全に対してはかなりこだわりを持っている方なので、今回の出向では安全教育を中心にやっていきたいと思います。やらないと、将来的にテラモーターズの生産現場は崩壊してしまいます。
品質を求めるのも良いけど、その品質を生み出すのは人間なのだから、品質を求めるのであればなおさら人間を大切にしなければいけません。特に「もの」を生み出す現場の社員は大切にしないと、いくら机上で良いアイディアを出しても具現化できませんから。
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