トヨタが5年ぶりに世界販売台数1位の座をフォルクスワーゲンに明け渡すことになりそうです。
地味にタカタのエアバック問題で日本車が嫌がられたというのもありそう。 / トヨタ、世界首位転落へ=VW下回る公算-16年販売https://t.co/vlvSgVsy0W #NewsPicks
— まーしー (@shaly7831) 2016年12月28日
上のツイートにちらっと書きましたが、ここ2年ほど日本車メーカーには逆風が吹き続けていました。
そんな中で首位をキープしてきたトヨタはさすがの一言。他にも、上位をキープしていたホンダも底力を見せつけてくれています。「まだまだ日本車メーカーは終わってないなぁ」と、年末に明るいニュースを読むことができました。
トヨタ自動車は27日、グループ企業のダイハツ工業と日野自動車を含む2016年1~11月の世界販売台数が、前年同期比0.1%増の921万9000台になったと発表した。同時期の独フォルクスワーゲン(VW)の販売台数を16万台下回っており、年間トータルでも5年ぶりに世界販売首位の座から転落することが確実な情勢となった。
首位フォルクスワーゲンとの差は16万台。数字的には大きいですが、世界レベルで見ると僅差の範囲です。繰り返し書きますが、逆風の多い中でこの僅差はすごいです。
【トヨタが被った逆風】
・タカタのエアバッグ問題による日本車忌避のマインド
・軽自動車増税によるダイハツの業績ダウン
トヨタとフォルクスワーゲン
フォルクスワーゲンも、排ガス規制を逃れるソフトウェア問題で一時世論の批判を浴びたにも関わらず、この強さです。
「安定」という強固なブランド価値を持つトヨタとフォルクスワーゲンは、並大抵の逆風ではビクともしないということが今年1年で証明されました。
さて、あなたはこの結果を見て、「自動車業界はまだまだ大丈夫だな」と思いますか?それとも、「もっと攻めて技術的なブレイクスルーを目指すべき」と考えますか?
個人的に、前者の考え方は相当ヤバいと思います。
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