入社1年未満の社員との接し方

 

 

 

ボンジュール。まーしーです。

入社1年未満の社員に「自分で考えて行動しろ」は、パワハラだと思うんです。

 

◯何も知らない新人達

4月から新社会人が新しい人生のスタートを切りました。僕の勤め先でも4月3日(月)に盛大な入社式が開かれた模様で、数百人の若者達が激動時代に再突入した車業界に飛び込んできたわけです。そんな彼らの大半が、職場での自分について、「想像もつかない」状態でしょう。なにせ、職場のことをほとんど知らないわけですからね。知ってることと言えば、自分の入社した企業が”何を作っているか”ということと、”大口の取引先”を数社知っているくらいなものではないでしょうか。まぁ、当たり前の認識レベルですね。

中企業以上であれば、入社後に教育が待っているでしょうから、自分の職場で実戦的な業務に従事できるのはずっと先になるので、彼らは数ヶ月〜1年の間、会社での仕事の進め方やルールといった、業務に必要な生きた情報を経験値として身に付けることができないわけです。自分の職場のことがほとんど分からないまま知識だけ詰め込んでいく作業は、さぞ退屈で不安なことでしょう。

ちなみに、うちの会社は世間様から”大企業”として認識していただいているそうで、ここ数年の間に、その風潮に合わせて、他の大企業よろしく新入社員研修を手厚くしたそうです(ソースは2年目正社員)。僕のようなフリーのソルジャーにはまったく関係の無い話なので、酒のつまみ程度にその話を聞いていたのですが、ふんふん聞きながら「なんとまぁ気の毒な話か」と内心嘆いておりました。新入社員教育で現場実習もあるとのことですが、自分の業務で現場に出ないことには経験値がストックされません。教育対象に”これは教育である”と認識させて現場に出させても、「教育で現場に出たことがある」という、どうしようもない思い出話が作られるだけです。野球で例えるなら、投手が延々とブルペンでキャッチボールをしているようなものです。試合に出て打たれたり、抑えたりする経験を通して、自分に足りないものを認識し、その問題点に対する対策を自分で考えて、次の練習に取り組んでいくのです。

 

◯入社1年未満の社員との接し方

既存の社員がたまに言うセリフに「自分で考えて行動し、どんどん仕事を取りに行け」というものがありますが、これを入社1年未満の社員に言うのはあまりにも酷です。特に、新社会人は会社の規則で教育を受けさせられており、自分の職場のことをほとんど理解できていません。そんな人間に「自分で動け」と言ったところで、動けるわけがなく、社内規則でガチガチに固められている大企業などは、ルールもよく分からないまま行動すると大目玉を食らうことがありますから、新入社員も下手に動きたくはないでしょう。とはいえ、配属された新人を地蔵にさせていたら会社の損失になります。まずは先輩や上司から雑用を与えて、徐々にOJTで経験を積ませていくのが王道になるのでしょう。その間、上司や先輩社員は「自分で考えて行動しろ」なんてセリフは絶対に言わないことをオススメします。入社1年未満の社員にこれを言っても何も出来ない可能性が高く、何も出来なかった時の自信の損失がモチベーションの低下を招き、最悪の場合は退社してしまいます。それは、会社にとっても新入社員にとっても損失でしかないため、できれば避けたいところです。ただし、”自分で考えるクセ”だけは早い段階から付けさせておく必要があります。そうでないと、分からないことを何でも質問してしまう”教えて君”になりかねません。また、今後その社員に業務で思考→行動のプロセスを求めていくのであれば、やはり入り口の思考は出来るようになっておかないと、2年目以降も地蔵になります。まとめると、以下のような感じですね。

入社1年未満:基本はOJT。思考するクセを付けさせる。行動は求めない。

入社1年以上:段階的に思考→行動のプロセスを踏ませる。

新入社員とは上手く付き合っていきましょう。

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