プロ野球における監督の責任について

 

 

 

ナマステー。まーしーです。

監督って大変ですね。

 

◯監督の役割

監督が行う最初の仕事は、チームの方針を明確にすることです。そして、選手全員に今シーズンのチームが目指す最終目標を共有します。選手たちもプロですから、上司から会社(チーム)の明確な目標を教えてもらったら、それを達成するために準備→実践のプロセスを実行するでしょう。ですから、極論を言えば、監督はキャンプ初日に「今年は優勝したいです」と言えば、とりあえず最低限の仕事はしたことになります。

キャンプ2日目〜シーズン終了までの仕事は、環境整備です。選手の自由を侵害しないレベルでコンプライアンス的な眼を光らせつつ、勝ちに拘った言動を常に見せていれば、後は選手次第です。特に、試合の勝敗は選手の実力とモチベーションで左右されますから、ベンチで見ているだけの監督にはどうしようもありません。

 

◯監督の責任が重すぎる

プロ野球では、チームが負けた際に監督が責任を問われることがありますが、試合に負ける原因は選手の能力とモチベーション不足であり、ベンチで見ているだけの監督には何ら直接的な原因はありません。しかし、実際にFacebook等のSNSで、負けた球団のコミュニティを覗いてみると、監督に対する暴言が蟻の大群のように書き込まれています。

大手の民間企業で、社員が不祥事を起こしてニュース沙汰となった場合、会社の幹部がテレビで謝罪会見を行います。ということは、もしも、プロ球団の敗北=監督の責任ということだとすると、プロ球団の敗北は、民間企業における不祥事と同等レベルとなります。プロ野球の試合は毎年約144試合あり、すべて勝つことは不可能どころか、5割以上勝てれば優秀と言われる世界ですから、プロ球団は毎年70回以上不祥事を起こしていることになりますが、その度に責任を問われる立場というのはいささかブラックすぎるのではないでしょうか。まず、並大抵の精神力ではやっていけないでしょう。

 

◯監督が責任を負うデメリット

選手が責任を感じにくくなるようなマインド形成に寄与しているのは、大きな問題でしょう。それ故に選手が自己研鑽を怠り、チームは勝利から遠ざかることとなりますし、選手自身もクビを早めてしまい、将来性が希薄になります。何でも民間企業に当てはめるのもどうかとは思いますが、民間企業で不祥事を起こした社員は懲戒処分が当たり前ですから、本来であれば、プロ球団は、負ける度に責任の一番重い選手を懲戒リストに加えるぐらいのことをやるべきです。しかし、そんなことをしたらチームが消滅してしまうので、選手は大目に見てもらえているわけで、そのしわ寄せを受ける立場が監督となっているのです。

従って、監督が責任を負うもう1つのデメリットは、監督の消耗です。

古いものを投げ捨てろ!【サタデー便】