巨人の連敗から学ぶ、リーダーに必要なもの

 

 

 

ブオンジョルノ。まーしーです。

熱意を持った一貫性が次の一手に繋がります。

 

◯巨人13連敗

この記事を書いている2017年6月10日現在、読売ジャイアンツが、13連敗という長いトンネルを抜けて、ようやく勝ち星を上げました。13連敗中はFacebookのジャイアンツ関連のグループに書かれたファンのコメントをチェックしていましたが、ほぼ暴言で、叱咤激励コメントはほんの一握り。少々見るに耐えない空間と化しておりました。ファンの怒りの矛先は、高橋由伸監督が9割、選手が1割といったところで、内容としては高橋監督の采配批判が大多数です。中には同監督の性格面を攻撃するコメントなんかもあり、同じ野球ファンとして悲しい気持ちにさせられました。

さて、ここでファンの行動として顕著に現れたのが、”監督口撃”です。監督を口撃することに関する考察は以前の記事で書きましたが、今回の巨人13連敗でもその傾向が如実に現れました。

参考記事:プロ野球における監督の責任について

実際に試合で戦っているのは選手ですから、敗北するのは、選手の技術とメンタル面における実力不足が10割です。なのに、ファンは、何故監督を口撃してしまうのでしょうか。おそらく、これといった明確な理由などは無く、ただ「監督だから」「責任者だから」といった理由なのでしょう。MLBでは連敗が続くとまったく逆の現象が起きることを考えると、監督批判という行為は実に日本人らしいと言えます。

 

◯高橋監督のチーム運営

とはいえ、高橋監督は、監督の仕事として、チーム環境を整えなければなりません。それは何も難しいことではなく、”明確な目標を選手に伝えて時折発破を掛けるだけ”です。そうすれば、選手はモチベーションを維持しつつ目標に向けて邁進していきます。巨人のレギュラークラスの実力者達なら、それだけで十分です。おそらく、高橋監督は目標の伝達まではやっていたのでしょう。その後、選手に直接的なアクションをほとんど起こせずにいたことが、選手のモチベーションに影響し、今回の長い連敗の原因となったのではないでしょうか。まぁ、最初に「優勝したい」とだけ言って、その後特に発破を掛けられるようなことが無いのでは、選手も「あの時だけか」といった気持ちになってしまいますからね。

その点、原監督は上手かったと思います。

 

◯原辰徳氏のチーム運営

原監督には一貫性がありました。力強い言葉で常に勝利を意識した姿勢を表に出し、選手に発破を掛け続け、敗北に繋がる選手の言動を一切見逃さず、時には心を鬼にして選手起用を行っていました。中でも特徴的だったのが、選手本人と周りを納得させた上で2軍へ落とす起用法です。

まず、選手の不調を察すると、すかさずその選手にチャンスを与えます。そこで当該選手が結果を残せばチーム全体の士気向上に繋がります。逆に結果を残せなければ、選手本人に力不足を認識させることができますし、チーム全体も「結果が残せなかったのなら仕方がない」というマインドにさせることができます。この手法であれば本人と周囲を納得させた上で当該選手を2軍に落とすことができるので、チーム全体の士気を下げることなく、スムーズに選手を入れ替えることができます。

この手法を使つためには”優勝”と”勝利”という明確な目標の元に一貫性のある行動を続けなければなりません。普段から目標に対する執念を感じさせない監督がこの手法を使えば、選手間に不信感が蔓延してしまい、たちまちチームが崩壊するでしょう。

”周りを納得させた上で選手の入れ替えをいち早く行えた”というのは、原監督の残した好成績の要因の1つだったと思います。その点、高橋監督は一貫性を維持できていないので、一度成績不振に陥ると次の一手が出せず、なかなかトンネルから抜け出せませんね。そこが今回の連敗脱出が遅れた原因だと思います。

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