ダルビッシュと青木の電撃移籍で見えた、MLBにおけるトレードの特徴

 

 

 

グッドイブニーング。まーしーです。

日本じゃありえないトレードです。

 

 

◯ダルビッシュの場合

今回のダルビッシュ電撃移籍、当然ながら、レンジャーズとドジャースの、それぞれの思惑が合致して実現したものです。では、双方にどのような思惑があったのでしょうか。推測してみました。

 

レンジャーズの思惑(推測)

1つ目は、怪我問題です。ダルビッシュは、2015年の3月に右肘の靭帯損傷が発覚し、同月TJ手術を受けました。そこから1年2ヶ月の間、メジャーのマウンドには一度も上がりませんでした。近年、TJ手術の件数が減っている状況も考慮すると、球団が、怪我によってダルビッシュが早期に劣化すると考えても不思議ではありません。まだ勝ち星を挙げており、劣化の兆候が見えていない今であれば、ダルビッシュを使ってもっと将来有望な若手を複数獲得できるはずですしね。

参考記事:ダルビッシュがレンジャーズからトレードに出される理由を考察してみた

2つ目は、今年で契約が満了するという点です。TJ手術によって1年登板することができなかったとはいえ、ダルビッシュが球団にとってエース級の活躍をした選手であることは誰もが認めるところでしょう。そうなると、次の契約を結ぶ際には莫大なお金が必要になります。”TJ手術のキャリア持ち”という爆弾を抱えた投手に数十億というお金を支払うのであれば、その選手を使って、将来性の高い若手を獲得した方が経済的に得だと判断したのではないでしょうか。

 

ドジャースの思惑(推測)

ナショナルリーグ西地区首位のドジャースは、プレーオフ進出がほぼ確実な状況です。となれば、ワールドシリーズ制覇に向けて、トレード期限までにカーショウ、前田健太と同等程度勝てる投手を補強したいところでしょう。そこで、ダルビッシュに白羽の矢が立ったわけです。

 

 

◯青木選手は逆パターン

アストロズはアメリカン・リーグ西地区首位ですから、プレーオフに向けて投手陣のテコ入れをしたいので、打率のある青木選手を使って、投手(フランシスコ・リリアーノ)を補強しました。トレード相手であるブルージェイズはプレーオフ進出がほぼ絶望的な状況です。

また、アストロズには、青木と比べて長打力のあるダグ・フィッシャーという若手外野手がいます。彼の育成も考慮してのトレードだったのではないでしょうか。

参考記事:Bジェイズ移籍の青木宣親 新天地での見通しは厳しいが、残留していても降格か戦力外?

 

 

◯日本ではまずありえないトレード

今回のダルビッシュ・青木に関するトレードの特徴は、プレーオフ進出がほぼ確実となったチームが、自軍の有望株を放出してまで他チーム(プレーオフ絶望的)から有能な投手を獲得している点です。これ、日本で例えると、こうなります。

もし仮に、今の時点で中日の又吉やヤクルトの小川が広島へトレードに出されたら、この2名はそれぞれの球団のファンから素敵なヤジを食らいまくることでしょう。パ・リーグであれば、楽天かソフトバンクが大谷を投手として獲得するようなものです。まずありえません。

 

こうしたところも、野球とbaseballの違いなのかもしれません。

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