90年代の配球理論を未だに信じている捕手

 

 

 

 

ブオン ジョルノ。まーしーです。

野球は進化しているんです。

 

 

 

■目次
1 景気の悪い配球
2 なぜ、”景気の悪い配球”は通用したのか
3 なぜ、景気の悪い配球は通用しなくなったのか
4 なぜ、未だに景気の悪い配球を信仰する捕手がいるのか 

 

 

 

◯景気の悪い配球

皆さんは、90年代〜2000年代初頭に流行った配球理論をご存知でしょうか。簡単に言うと、「低めのコースにボールを集める配球」です。当時、”良いコース”とは、低めのコースのことを指しており、捕手は打者を打ち取るため、こぞってこのコースへボールを要求していました。

出典:いらすとや

 

僕はこの配球理論を”景気の悪い配球”と呼んでいます。と言うのも、この配球が流行った90年代〜2000年代初頭は今(2018年1月現在)と比べて経済的に景気が悪かったからです。

まぁ、後述しますが、未だにこの配球理論を信仰する捕手は多く、今回の記事はそれを問題視する内容となっております。

さて、この配球理論が当時は猛威を振るったわけですが、それは何故なのでしょうか。

 

 

◯なぜ、”景気の悪い配球”は通用したのか

打者がダウンスイングだったからです。

ダウンスイングというのは、スイング時にバットを上から下へ振り下ろすスイングのことで、ボールの底面を擦ることにより、打球の飛距離を出すことが出来るので、当時流行していました(今でもやってる人は結構います)。

出典:少年野球夢日記

 

確かに、ダウンスイングで打つとボールの飛距離は上がるのですが、バットを上から振り下ろす関係上、低めにボールを集められると凡退しやすくなるという弱点があります。

何故かと言うと、投手が低めのコースに投げるということは、ボールの軌道も上→下になるからです。バットとボールの軌道がどちらも上→下ですと、コンタクト率は一気に落ちます。そのため、バッテリーはこぞって”景気の悪い配球”を採用し、打者を討ち取っていました。

 

 

◯なぜ、景気の悪い配球は通用しなくなったのか

打者がアッパースイングになってきたからです。アッパースイングというのは、ゴルフのドライバーショットのように、バットを下から上へ掬い上げるスイングのことで、低めのコースにボールを集める”景気の悪い配球”に対して絶大な効果を発揮します。

具体的には、打者がアッパースイングになることで、スイングの軌道が下→上になり、ボールの軌道である上→下の直線上にバットを出すことが出来るようになりました。その結果、ボールのコンタクト率が上昇。”景気の悪い配球”は徐々に通用しなくなっていきました。

 

出典:これからの野球の常識を語ろう

 

 

◯なぜ、未だに景気の悪い配球を信仰する捕手がいるのか

思考停止しているからです。

冷静に打者を観察すれば、皆スイングの軌道がアッパー寄りになっていることに気がつくはずですが、それを見ても未だに「低めを要求したほうが打ち取れる」という考えを変えられない捕手の多いこと多いこと・・・

捕手も打者ですから、少年野球時代にダウンスイングを叩き込まれている方がほとんどで、その経験から「低めが有効」という思考になってしまうものと思われますが、野球は日々進化しています。そうした古い考えは一度捨てて、景気の悪い配球を見直してみてください。

 

アイキャッチ出典:暇だから野球選手の画像を白黒にしてみる

古いものを投げ捨てろ!【サタデー便】