昔、滋賀県の某企業がはんだごてのマニュアルを販売したという記事を読んだ。
はんだごては学校で使い方を教えてもらうものだが、そういえば市販のしっかりとしたマニュアルは無い。
こうした「そういえば無かったな」と思えるようなものが、商売のネタになるんだと関心したものだ。
しかし、そうしたものは探そうとすると見つからない。
あったとしても、大抵は二番煎じだ。
ニッチなものは探そうとしてもなかなか見つからないのだ。
ユダヤ人の格言に、「あなたが持っていないものを、それを必要としない人に売るのがビジネスである」というものがある。
ここで、スマートフォンの元祖、初代iPhoneを思い浮かべてみよう。
はたして、あんなものがガラケー全盛期に必要だっただろうか。
iPhoneの何が良くて売れたのだろうか。
そう、「ニッチ」とは、自分で作り出すものなのだ。