AppleがEV車(電気自動車)を自前で製造するためにするべきこと

Appleが密かに進めている電気自動車のプロジェクトについて、BMWのi3という車をベース車にするべく、BMWと業務提携交渉に入っているというニュースが流れています。

何故、AppleはBMWのi3をベース車にしようとしているのでしょうか。その一番の理由は、Appleのティム・クックCEOがi3の炭素繊維製のボディーに関心を寄せているからとされています。

しかし、i3は1回の充電で80㎞ほどしか走れないという欠点を抱えており、Appleはこの欠点を何らかの形で解決しなければなりません。

しかし、Appleは技術者の引き抜きが原因で電気自動車専業のテスラモータースやバッテリーメーカーのA123システムズとの関係が悪化しているため、i3をベースに独自の電気自動車を作るのは大変困難だと思われます。

単純に「自動車の開発・製造」に関して言えば、既に自動車製造のノウハウを確立しているテスラモータースといった自動車メーカーとAppleでは差が歴然としています。Appleもそのことは重々承知のことでしょう。

BMWとの業務提携が良い方向に進めば、BMWの持つ自動車製造のノウハウを吸収できるため、既存の自動車メーカーとの差を埋めることができるはずです。

と、思っていたら、こんな情報が飛び込んできました。

 

Apple、BMWと業務提携交渉行き詰まり

行き詰まりの主な原因は、両者の思惑の違いです。

Applとしては、BMWの持つ自動車製造のノウハウを吸収し、自前で電気自動車を製造したいところですが、それではBMWは単なるサプライヤーとなってしまいます。それをBMWはよく思わないのです。

また、BMWの経営陣が大幅に変更されたのも関係があるようです。

当分は経営陣の体制を立て直したいのでしょう。

Appleが電気自動車を製造・販売・保守まで行うとなると、自社の力だけでは難しいので、Appleとしては今回の交渉でBMWと建設的なパートナーシップを構築したかったところでしょう。

Appleは、自動車製造のノウハウを吸収することばかりを考えるのではなく、例えばAppleが研究・開発しているカーナビ分野の技術提供をBMWに持ちかけるなど、ウィンウィンの関係を築く姿勢を見せるべきです。

今後、BMWとの交渉を再開するのか、別のパートナーを探すのか、Appleの電気自動車参入に注目です。

 

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